
★イベント終了レポート★三遊亭円楽プロデュース 第2回青葉の森落語まつり
2013年03月20日
朝から暖かい日差しに包まれた2月17日(日)。
伝統芸能の技に魅了され、会場に笑いが溢れました。
-・-・-・-・-・-・-・-・-・-・-・-・-・-・-・-・-・-・-・-・-・-・-・-・-・-・-・
●梅園の蕾ほころぶ2月、「青葉の森落語まつり」が催されました。昨春に引き続いての第2回目。
今回は、林家木久扇と三遊亭円楽による「二人会」と銘打たれていましたが、麒麟のように長身の林家木りんが前座を務め、藤山晃太郎による和妻(日本古来より伝わる伝統的な奇術)が華を添え、伝統芸能の世界に身を投じた若手二人の頑張りもお見事でした。
テレビの「笑点」でおなじみのベテラン落語家お二人の話は、もう、言うまでもなく楽しい限り。満員御礼の会場は笑って、笑って、笑いの渦に包まれました。笑って、恋をして、健康診断を欠かさないのが元気に長生きする秘訣!?詳しくは、寄席に出向くか「笑点」をご覧になってくださいね。
来春には、「第3回青葉の森落語まつり」の開催が決定しているそうです。今年、チケットを買えずに涙をのんだ皆様、早目にチケットをお買い求めください!!次回も売り切れ間違いなしですよ、きっと。
ボランティアライターズ 錦織久美子
(公演や講座の雰囲気や感想を、みなさまに発信する活動をしています。)
●どれくらい振りだろう、、?腹をかかえ、涙を流し、人目を憚らず大きな声で笑ったのは、、。見ず知らずのお隣さんもその前の席の子供たちも大きな声で、笑い転げていた。満員御礼の場内は、まさしく最初から最後まで笑いの渦の中。
話の切り口が、私たちが日常感じている、社会風潮の不平不満などをテーマになんともいえぬ、滑らかな口調でわかりやすく、鋭く、おもしろく、頭脳明晰な答えにたどり着くおちに気持ちよさを感じた。語る波長にただただ、引き込まれるばかり。人間は笑いも食事と同じ、サプリメントの一種で、生きていくうえで必要な栄養分のようだ。
また、演目の合間に繰り広げられた和妻と呼ばれるマジックは、これぞ、メイドインジャパンと賞賛されるべき、豪華絢爛かつ上品な伝統芸能であった。意表をつかれるマジックの展開に、思わず、息を潜めて不思議な世界に魅了され浸ってしまった。そして、我々のご先祖たちの時代の知られざる余暇の楽しみ方が、少し垣間見れた気がした。
わざわざ遠出しなくとも四季折々の顔を持つ自然豊かな青葉の森公園内の身近な場所で、つかの間の心のシャッフルを図れる事に感謝し、ますます先々の芸術文化ホールのイベントから目が離せない。 ボランティアライターズ 藤岡尚子
(公演や講座の雰囲気や感想を、みなさまに発信する活動をしています。)
●円楽師匠プロデュース、今回は笑点の黄色い着物でお馴染み、林家木久扇師匠との二人会でした。
実は私、iPodに600弱の噺を入れている大の落語好きなのです。この会を担当出来たこと大変うれしく思っています。
期待を胸に到着したホールロビーでは、藤山晃太郎さんの和妻(わづま)が行われていました。和妻とは日本に古来より受け継がれてきた伝統奇術で、1997年文化庁長官により選択無形文化にも指定されています。ステージでのパフォーマンスも、師匠連の落語を食ってしまうのではと思わせるほど見事なものでした。
さて、落語ですが柳家木りん「動物園」、三遊亭円楽「長命(短命ともいいます)」、林家木久扇「明るい選挙」でした。さすが笑点ともいうべきか、子供さんの笑い声が目立っていました。キャハハハ笑う甲高い声に木久扇師匠から「そんなに面白い?」、ここでまたドカーン。完売御礼、定員877名のホールは終止笑いで包まれていました。
個々の演目に対する評価は控えさせていただきました。ベテランの師匠方やそのお弟子さんが演っているわけですから、面白くないわけがない。
それよりこのレポートをお読みのみなさん、ぜひ生の落語を聞いてみてください。当日も会場を後にする多くの方が笑顔であったこと、「いや、笑った笑った」と語り合いながら帰られていく姿がとても印象的でした。木久扇師匠がよく噺を締める前に、「笑うことは健康にいい」「健康でいるためには落語をたくさん聴いてください」と言います。笑う門には福来る、笑門来福。第三回が待ち遠しいです。
ボランティアライターズ 齋藤和彦
(公演や講座の雰囲気や感想を、みなさまに発信する活動をしています。)
